曇り空の、比較的涼しい朝でした。
これはチャンス。
ゆっくりたっぷり歩けそうです。
りんちゃん、いきなり尻尾を下げて 情けない顔をしているのは・・・
行く手にお散歩中のわんこがいたから。
「あせったわ・・・」
わんこが立ち去ると、一気にホッとするりんちゃんです。
その後は心おきなく、緑の香りをクンクン堪能していました。
シロツメクサ、いまだ健在。
頭上には、藤の実が。
8月が近づくと、あちらこちらにある碑に 自然と目がいきます。
平和の礎。
「ありし日に 君と遊びし 砂浜の ここに建つなり 平和の祈り」
と刻んでありました。
戦時中は軍用として使われていたこの港が
今後、国際平和港として発展しますように との願いが
込められている碑だそうです。
波止場公園にも、碑が。
近藤芳美氏の歌が刻まれています。
「陸軍桟橋と ここは呼ばれて 還らぬ死に 兵ら発ちにき 記憶をば継げ」
りんがにっこりしている背後に見える道・・・
ここが、陸軍桟橋(六管桟橋)と呼ばれていた
桟橋の一部跡であること、
恥ずかしながら、帰って調べるまで知りませんでした。
戦争中は多くの兵が沖へと続くこの桟橋を渡り、
その先にある輸送船へ乗り移って、戦地へと向かったそうです。
二度と還れぬ命がここから旅立って行った事実・・・
知り、また忘れぬようにしなければいけないですね。。
線路跡。
この線路も、当時は兵士や兵器を運んだ軍用列車が夜昼となく、通っていたそう。
悲しい記憶がそこここに・・・
知る気になれば、いくらでも
忘れてはならない歴史のある街だと
あらためて感じました。
こうしてゆっくり1時間以上。
りんと共に歩きました。
帰り道、見つけたはヘクソカズラ。
目を凝らすと、頭隠して尻隠さずのお方が・・・
小さな小さな蜂でした。
七変化に
ヒメツルソバ。
この暑さの中でも元気に咲いてる花、沢山あるんですね。
たくましいです。