年明けから、店先では『SALE』の文字が目について
財布の紐も、ゆるみがちです。
先日の買出しの際も、ふらふら立ち寄った雑貨屋さんで
ほこりをかぶって値引きされた電池式のキャンドルを見つけ
ついつい買ってしまいました。
昨年作ったリースを横にして、その中にぽんと置いています。
買ったと言えば、最近欲しくて買った本。
昨年末、たまたま見つけて気に入って
見るようになったEテレの『グレーテルのかまど』という番組で
紹介されていた中原淳一さんの本です。
絵自体は、記憶にあるものだったのですが
どういうことをした人だとか、詳しいことは、それまで何も知らなくて・・・。
戦後すぐ、世の中がまだ貧しさの中にある頃から
雑誌を通して、女性や少女に「美しく生きる」ということを提案し、
多方面で活躍された才能溢れる方だったんですね。
「これは読みたい!手にとって見てみたい!」と
年明け早々ネットで探し、注文していたのでした。
こまやかで美しい絵と文章に、うっとりです。
昔懐かしい気持ちになるような
昭和の小部屋が、愛らしく描かれていたりして
わずかに残っていた乙女の心が
キュンキュンしました。(笑)
「しあわせはその人の心の中にある」とか
「小さな喜びを大切に」とか
じんわりしみる言葉も多くって・・・。
理想的すぎて、現実的ではない部分もあるのかもしれませんが
大好きな世界でした。
「どれ・・・久しぶりに咲いてる花でも愛でようか」
すっかり感化され、りんと共にベランダへ出たのですが、
まー、風が強くて寒いこと!
「ぶおっ」
強風にあおられて、りんちゃんの顔、しっちゃかめっちゃか。
「だめだ!寒い!部屋入ろう」
花愛でるの失敗の巻~
気分を新たに、夕方、充電式電池をセットしてキャンドルスイッチオン。
ちゃんとゆらゆら炎のように灯るのですね。
これなら りんちゃんが近づいても大丈夫。
ほのかに甘い香りがすることに
買ってはじめて気づきました。